Jw_cad 接線の使い方(2)
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前回でJw_cadで使う『接線』 という機能が
どんなものなのか、ご理解いただけましたか?
一言で言ってしまえば、
円に接する線を簡単に描く機能ということですね。
自分で円に接する線を描くということは、
簡単なようで、案外難しいもので、
上手く描けたと思っても、印刷してみると、
微妙に円と線が離れていたりするものです。
でも、『接線』 を使えば、きれいに描くことができるんですね^^
そんな 『接線』 の説明の前半では、
『円→円』 『点→円』 の使い方を練習しましたが、
今回は、『角度指定』 と 『円上点指定』 の方法を練習してみましょう(^0^ )/
前回の『円→円』 『点→円』 の使い方は、いたって簡単な方法でしたが、
今回は、もう少し複雑な操作が必要となります。
とは言え、そんなに無茶苦茶難しいこともありませんから、
気楽な気分で、ご覧ください。
ただ、ここで練習する手法では、その結果に対する考え方を理解していなくては、
間違った使い方になってしまい、思ったような結果が得られなくなってしまいますから、
操作方法とともに、考え方を覚えるようにしてくださいね。
それでは、『角度指定』 から練習してみましょう。(^0^ )/
角度指定の操作方法と考え方
いつもどおり、キャプチャー動画からご覧ください。
キャプチャー動画を見るだけでは、
円にくっついた線を描いているだけに見えますよね・・・
しいて言えば、角度を指定してるだけで、さほど難しいものではありませんよね。
でも、基本的な考え方を知らなければ、思うように描くことはできませんよ (-_- )
その考え方は、後でご説明するとして、まずは操作手順から紹介しておきましょう。
ツールバーの『接線』 タブを左クリックします。
コントロールバーの『角度指定』 のラジオボタンをクリックします。
角度寸法入力窓に寸法を入力します。
接線を描く円を左クリックで指示します。
線を描き始める始点を指示します。
最後に線の描き終わりを指示すれば、角度指定での接線が描けます。
以外の操作は、画面左下の
『ステータスバー』 で指示してくれますから、
その指示通りに操作すれば、描けますので、ステータスバーの指示をよくご覧ください。
ステータスバーの指示を確認するのは、Jw_cadの基本ですから、
もうみなさん身に付いていると思いますから、今更、書くことでもありませんよね^^
さてここで、大切な考え方をご紹介しておきましょう。
その考え方は、キャプチャー動画の最後に出てきた、角度に起因することで、
角度指定による、接線の基本は、キャプチャー動画でも解るように、
水平線に対しての角度を指定するということです。
キャプチャー動画では、100°と50°を指定して接線を描きましたが、
その結果が最後の角度を入力したものになります。
キャプチャー動画では、解り易いように、水平線を描いておきましたが、
実際の図面作成中には、あのような水平線はありませんよね。
でも、角度を指定するときには、頭の中で水平線を思い浮かべて、
その水平線に対して何度の角度で描くかイメージすることが大切なんです^^
この考え方を忘れると、思い描いたものが描けなくなってしまいますから、
みなさん忘れないようにしてくださいね。(^_-)-☆
それでは次に、『円上点指定』 を見ていただきましょう。
円上点指定の操作方法と考え方
いかがですか?
操作としては、とっても簡単ですよね^^
それでも、操作手順くらいはご紹介しておかないと、
私のサイトの趣旨に反しますから、操作手順をご紹介しておきますね^^
ツールバーの『接線』 タブを左クリックします。
コントロールバーの『円上点指定』 のラジオボタンをクリックします。
接線を描く円を左クリックで指示します。
円と線が接する点を指定します。
線を描き始める始点を指示します。
最後に線の描き終わりを指示すれば、円上点指定での接線が描けます。
操作手順としては、角度指定のときとあまり変りません。
しかし、考え方は、まったく別物です。
こちらも、最後にその答えとなるように、角度を描いておきましたが、
みなさんは、あの角度の意味がお解かりでしょうか?
この文章を読む前に、理解されている方もいらっしゃるでしょう。
しかし、今一解らないという方のために、少しご説明しますが、
すでにお解かりの方は、スルーしていただいてかまいません。
では、簡単に説明させていただきます。
あの角度は、円と線が交わっている点に対して、
直角方向を表していることはご理解いただけますよね。
その意味は、描かれる線は、点に対して直角に描かれることを表しているんです。
つまり、指示する位置が変れば、描かれる線の角度も変るということです。
ですから、円の“0°” や “180°” の位置を指定すると描かれる線は、水平にになり、
“90°” や “270°” の位置を指定すると描かれる線は、垂直になるということです。
ご理解いただけましたか?
ちょっと解りにくい説明になってしまいましたが、
みなさんで実際に練習してみてください。
ここで練習したことも、図面作成の中で活かしてくださいね。(^_-)-☆
今回練習した 『角度指定』 と 『円上点指定』 は、
線を描く考え方を覚えておくことが、大切です。
ちょっとした考え方ですが、使い方を間違うと、
まったく意図しない線を描いてしまうことになり、
消し忘れると、受け取り側に、間違った情報を伝えてしまうことになり、
多大な迷惑をかけることになってしまいますから、
しっかりと覚えるようにしてください。
描く線の長さを指定することもできますよ^^
『長さ』 の指定窓に数値を入力すれば、その長さで描くことができます。
長さの指定なども上手く使って、きれいで見やすい図面を描いてください。
Jw_cadの接円の使い方を練習しましょう。(^0^ )/
これもとっても便利な機能ですから、ぜひ練習して、図面作成に活用してください。
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